睡眠時間@ガイド | 短縮・平均・理想編


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「寝る子は育つ」のか?

よく言われる言葉に、「寝る子は育つ」ということわざがありますが、実際はどうなのでしょうか?そもそも、赤ちゃん(新生児)は、授乳と排泄の欲求により、ほぼ2〜3時間おきに目を覚ましますが、「多相性睡眠」と呼ばれる、一日に何回も眠る習性を持っています。
やがて、1才ごろになると、24時間周期の昼夜のリズムとほぼ同調できるようになり、睡眠は夜間に集中するようになり、お母さんの子育ても、ちょうどひと段落できるようになります。
けれども、「多相性睡眠」の傾向は、まだ残っていて、たとえば、昼寝を午前中と午後に取ったりしています。それが、2才以上の幼児になれば、ノンレム睡眠とレム睡眠の区別が明瞭になり、ノンレム睡眠に続いてレム睡眠が現れる睡眠周期が完成します。
さらに、小児期前半の3〜4才までは、1回の睡眠周期は40〜60分で小刻みに繰り返されますが、これが5〜10才の小児期後期になるとしだいに長くなり、やがて90分周期が完成するのです。
この睡眠周期の延長と平行して、昼寝の回数も減少するようになり、たとえば、4才児では昼寝は午後に1回取るだけで十分になり、10才児になれば、昼間は小学校に通うなどの社会的要因の影響を受けて、昼寝はしなくなります。
こうして眺めてみますと、「寝る子が育つ」のではなく、「子供が育つためには、多くの睡眠が必要」という構図であることが分かってきます。
人間の成長と睡眠の関係を引き続き、ウオッチしてみますと、成人後は、昼寝がなくなるだけでなく、次第に就床時刻が遅くなり、睡眠時間も短くなります。やがて、老人になれば、起床時刻が早くなり(これを「睡眠相の前進」と言います)、ふたたび、午後の昼寝が復活するのです。


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