睡眠時間@ガイド | 短縮・平均・理想編


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「寝貯め」は可能か?

睡眠に関する誤解の一つに、「寝貯め」があります。 これは、たとえば、長時間連続で起きていなければならない時に、あらかじめ、大目の睡眠時間を確保することで、そうした修羅場を乗り切ろうという発想です。
しかし、現実には、人間の間は「寝貯め」することが出来ません。では、なぜ、こうした誤解があるのかといえば、人間の睡眠を司る2つの法則のうち、第2の法則「ホメオスタシス」の機能によるところが大きいようです。
基本的に人間は、眠らずにいる時間(これを「断眠時間」と言います)と睡眠欲求とのあいだには、強い相関関係があります。つまり、断眠時間が延長するにつれて、眠気は直線的に増大することになり、とにかく、何よりも眠ることを優先したくなり、最終的には、自分の意思で覚醒し続けることは、 不可能になってしまいます。

このように、人間のあらゆる欲求の中で、睡眠欲は最強レベルに設定されているわけですが、それだけ、睡眠が人間にとって、脳の機能を正常に保つために最も重要な作業と位置づけられているわけです。
そして、「断眠時間」が長ければ長いほど、その睡眠不測の量に応じて、その後の睡眠の質と量が大きく影響されることになる、いわゆる「はねかえり現象」が出現します。
つまり、「ホメオスタシス」により熟睡と呼べる状態の眠りを寝入りばなの数時間のうちに最も優先的に配分されることによって、「睡眠不足の埋め合わせ」が行われるわけです。

しかし、こうした一種の「断眠時間」と睡眠時間の帳尻合わせは、あくまでも睡眠不足の後で行われる作業であり、睡眠時間の前払いは出来ないのです。また、昼寝を取りすぎた後に、夜の睡眠が阻害されるといった生活時間のずれにより、「寝貯め」が可能では?という誤解を生んだ側面もあるようです。


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