睡眠時間@ガイド | 短縮・平均・理想編


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睡眠の2つの基本法則

睡眠調節には2つの基本法則があります。それは、第1の法則「概日リズム」と、第2の法則「ホメオスタシス」です。
このうち、第1の法則「概日リズム」とは、睡眠は1日を単位とするリズム現象のことであり、脳内に存在する生物時計に管理されているというものです。(これを専門的には、「サーカディアン(概日)性の調節方式」とか、あるいは「時刻依存性の調節方式」と呼んでいます。) この「概日リズム」とは、ほとんどの生物に存在している約24時間周期で変動する生理現象を指し、「概(おおむ)ね一日」の意味です。
一方、第2の法則「ホメオスタシス」とは、先行する断眠時間の長さによって、睡眠の質と量とが決定されるというものです。 (これを専門的には、「時刻非依存性の調節方式」とか、あるい「ホメオスタシス性の調節方式」と呼んでいます。) この「ホメオスタシス」とは、日本語では恒常性と訳されるように、生物の体の状態が一定に保たれるという性質や、その状態を指す言葉で、健康を定義する重要な要素でもあります。
つまり、睡眠とは、時刻に依存する「概日リズムを基準とする調節機能」と、時刻には依存せず、「ホメオスタシスによる調節機能」との2つの機能により、コントロールされているわけです。

この2つの法則は、お互いに協調して相補的でありますが、それぞれ独立に作用を発現することができるものです。
たとえば、人間の生物時計は、第1の法則として、ほぼ1日周期で、「活動−休息のリズム」(概日リズム)信号を出していますが、この信号にもとづいて脳は眠気を発生させますので、休息期の時間帯(夜間)のほうが、活動期の時間帯(昼間)よりも眠るのに都合がよいということになります。
また、人間には、第2の法則により、睡眠をコントロールする脳が、「睡眠不足の量」をもとにして、その後の「眠りの質と量」を決定しています。 つまり、寝不足の時間が長ければ長いほど、睡眠の時間と欲求は強くなるように機能しているわけです。


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