睡眠時間@ガイド | 短縮・平均・理想編


睡眠に関する情報をご紹介

睡眠の種類

生物の進化、とくに内温性への移行(変温動物から恒温動物への進化)は、外部環境のみならず内部環境(体内環境)の諸条件への適応も要求しました。その一例が、鳥類と哺乳類における「真睡眠」を、脳波睡眠として判別できる「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」へと分化させたことです。
「レム睡眠」とは、大脳皮質があまり発達していなかった外温性動物(変温動物)が、身体を休ませることにより、骨格筋の緊張を解いて、身体を麻痺状態におくことを主目的に開発した休息法を基本としています。
その後、変温動物が、鳥類や哺乳類のような内温性動物(恒温動物)に進化するにつれ、大脳が大きく発達し、その機能も増えたことにより、レム睡眠も大きく変わってきました。

そこで、大脳を休ませて回復させるために新たに開発された「ノンレム睡眠」と、それを覚醒状態を橋渡しする「レム睡眠」の2種類の睡眠法が、脳を休ませる高度の生存戦略として、脳自身により開発されました。
睡眠とは筋肉を緩ませ、意識レベルを下げて、栄養補給を断つなどの危険を伴う命がけの行為ですので、高等生物は睡眠中の安全が確保できる条件を整える必要があり、それゆえ、1日のうちの限られた条件と時間のもとでうまく眠り、うまく目覚めるために、さまざまな睡眠の方式を、それぞれの生物は、それぞれの進化の過程で開発してきました。

それゆえ、睡眠には、驚くほどのバラエティーがあり、たとえば、1日に占める睡眠総量や、「ノンレム睡眠」と「レム睡眠」との比率、さらには、1回ごとの眠りの長さも、動物の種によって異なっているのです。
さらには、イルカやオットセイなどの海獣類が泳ぎながら、またアホウドリやカモメなどの鳥類が飛びながら、左右の大脳半球を交互に眠らせて行動を持続する「半球睡眠」などもあります。


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